「夕方になると顔がテカる」
「おでこや鼻まわりがベタつく」
「保湿したら、さらに顔が脂っぽくなりそうで怖い」
男性のスキンケアでよくある悩みのひとつが、顔のテカリです。
顔がテカっていると、「自分は皮脂が多いから、保湿はいらないのでは?」と思ってしまうかもしれません。たしかに、男性は皮脂が多く、テカリやベタつきが気になりやすい傾向があります。資生堂も男性の皮脂量は20代以降も多い状態が続きやすいことに着目したメンズ向け皮脂・テカリケアを展開しています。
しかし、ここで大切なのは、テカリ=保湿不要とは限らないということです。
むしろ、洗顔のしすぎや保湿不足によって肌が乾燥し、その結果として皮脂が目立ちやすくなることもあります。日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでも、乾燥がある場合には保湿を行うこと、基礎化粧品はノンコメドジェニックなどの表示があるものを選ぶ考え方が紹介されています。
この記事では、顔がテカる男性に向けて、皮脂と乾燥の関係、保湿した方がいい理由、ベタつきにくいアイテムの選び方をやさしく解説します。
顔がテカる原因は「皮脂が多いから」だけではない
顔のテカリは、基本的には皮脂によって起こります。
皮脂は、肌の表面を守るために必要なものです。完全な悪者ではありません。皮脂があることで、肌の水分が逃げにくくなったり、外部刺激から肌を守ったりする役割があります。
ただし、皮脂が多く出すぎると、顔がテカって見えたり、ベタついたり、毛穴が目立ちやすくなったりします。
特に男性の場合、額や鼻まわりなどのTゾーンは皮脂が目立ちやすい部分です。一方で、頬や口まわりは乾燥しやすいこともあります。顔全体が同じ状態ではなく、「鼻はテカるのに、頬はつっぱる」というような混合タイプの肌も珍しくありません。
つまり、顔がテカるからといって、肌全体がうるおっているとは限らないのです。
「テカるから保湿しない」は逆効果になることもある
顔がテカる男性がやりがちなのが、保湿を避けることです。
「化粧水や乳液をつけるとベタつきそう」
「脂っぽい肌に保湿はいらない」
「洗顔だけでさっぱりさせておけばいい」
このように考える人は多いと思います。
ただ、保湿をまったくしないと、洗顔後に肌の水分が逃げやすくなります。すると、肌が乾燥しやすくなり、つっぱり感やカサつきにつながることがあります。
さらに、乾燥しているのに表面だけ皮脂が出ている状態になると、本人としては「自分は脂性肌だからもっと洗わないと」と感じやすくなります。その結果、洗顔を強くしすぎたり、何度も洗ったりして、さらに乾燥しやすくなることもあります。
これが、顔のテカリでよくある悪循環です。
テカリが気になる男性ほど「さっぱり保湿」がちょうどいい
顔がテカる男性に必要なのは、重たい保湿ではありません。
大切なのは、ベタつきにくいアイテムで、必要なうるおいを補うことです。
たとえば、こってりしたクリームをいきなり使う必要はありません。まずは、さっぱりした使用感の化粧水や、軽めのジェル乳液、オールインワンジェルなどから始めると続けやすいです。
保湿というと、「ベタベタするものを顔に塗る」というイメージがあるかもしれません。しかし、最近は男性でも使いやすい、みずみずしくて軽いタイプの保湿アイテムも多くあります。
テカリが気になる人は、次のようなタイプを選ぶと使いやすいです。
- さっぱりタイプ
- ジェルタイプ
- オイルフリー
- ノンコメドジェニックテスト済み
- ベタつきにくい使用感
- メンズ向け、または脂性肌向け
ニキビができやすい人は、ノンコメドジェニックやハイポコメドジェニックと表示されたものを選ぶ考え方もあります。日本皮膚科学会のQ&Aでも、ニキビが気になる場合の基礎化粧品選びとして、こうした表示のある製品が紹介されています。
保湿でベタつくのが苦手な人は、まずは「さっぱりタイプのオールインワン」から始めるのもおすすめです。たとえば、FANCL メン オールインワン スキンコンディショナー I さっぱりは、脂性肌向けのさっぱりタイプで、化粧水・乳液・美容液の役割を1本にまとめたジェルタイプのアイテムです。
「何を何個も塗るのは面倒」「保湿はしたいけどベタつくのは苦手」という男性でも、朝晩のケアに取り入れやすいでしょう。
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洗顔で皮脂を落としすぎないことも大切
テカリ対策では、保湿だけでなく洗顔も大切です。
顔がテカると、つい洗浄力の強い洗顔料でゴシゴシ洗いたくなります。たしかに、余分な皮脂や汚れを落とすことは大切です。
ただし、洗いすぎは注意です。
洗顔後に顔がキュッとする感じが強い、頬がつっぱる、口まわりがカサつくという場合は、洗いすぎや洗顔料の刺激が合っていない可能性もあります。
テカリが気になる男性は、以下のような洗顔を意識してみてください。
- 朝晩の洗顔を基本にする
- ゴシゴシこすらない
- ぬるま湯で洗う
- 洗顔後はなるべく早めに保湿する
- 皮脂が気になるTゾーンは丁寧に、乾燥しやすい頬はやさしく洗う
顔全体を同じ強さで洗うのではなく、皮脂が多い部分と乾燥しやすい部分で少し意識を変えると、肌への負担を減らしやすくなります。
顔のテカリ対策におすすめの基本ステップ
顔がテカる男性のスキンケアは、難しく考えすぎなくて大丈夫です。
まずは、次の3ステップで十分です。
ステップ1:洗顔で余分な皮脂を落とす
朝と夜に洗顔料を使って、余分な皮脂や汚れを落とします。
ただし、洗浄力が強すぎるものを使うと、肌がつっぱりやすくなることがあります。洗顔後に強い乾燥感がある場合は、もう少しマイルドな洗顔料に変えてみるのもひとつです。
テカリが気になる人は、皮脂吸着成分入りや、さっぱりタイプの洗顔料も選択肢になります。
ステップ2:化粧水で水分を補う
洗顔後は、肌の水分が逃げやすい状態です。
そのため、洗顔後に何もつけずに放置するより、化粧水でうるおいを補った方が乾燥を防ぎやすくなります。
顔がテカる人は、しっとり重めの化粧水よりも、さっぱりタイプやみずみずしいタイプから始めると使いやすいです。
「化粧水をつけるとベタつく」と感じる場合は、量が多すぎることもあります。最初は少なめに使い、足りなければ少しずつ足すくらいで大丈夫です。
ステップ3:ジェル乳液やオールインワンで軽くフタをする
化粧水だけだと、水分が逃げやすいことがあります。
そこで、軽めの乳液やジェル、オールインワンなどでうるおいを保ちます。
顔がテカる男性の場合、こってりしたクリームよりも、ジェル乳液やオールインワンジェルのような軽い使用感のものがおすすめです。
「乳液=ベタつく」と思っている人でも、ジェルタイプなら比較的使いやすいことがあります。
できるだけ手軽に始めたい人は、オールインワンタイプを選ぶのもありです。たとえば、ギャツビー EXパーフェクトエッセンスは、化粧水・乳液・美容液の役割を1本でまとめられるタイプなので、スキンケア初心者でも使いやすいアイテムです。
ドラッグストアでも見つけやすく、価格も比較的手に取りやすいため、「まずは安く始めたい」という男性に向いています。
日中のテカリにはフェイスシートやあぶらとり紙も便利
朝にスキンケアをしても、昼や夕方になると顔がテカることはあります。
その場合は、フェイスシートやあぶらとり紙を使うのも便利です。資生堂も、日中の皮脂・テカリが気になるときはあぶらとり紙を使い、朝晩の洗顔と保湿を両立するスキンケアが大切だと紹介しています。
ただし、フェイスシートで何度も強くこするのは避けましょう。
汗や皮脂を軽く押さえるように使うのがおすすめです。メントール感が強すぎるものは、肌に刺激を感じる人もいるため、敏感肌の人は注意してください。
昼や夕方のテカリが気になる人は、フェイスシートを持っておくと便利です。たとえば、メンズビオレ フェイスシート 皮脂テカリ防止は、外出先や仕事・学校のあとにサッと使いやすいアイテムです。
ただし、フェイスシートは保湿の代わりではありません。朝晩は洗顔と保湿をして、日中のテカリが気になるときに軽く押さえるように使いましょう。
やりがちなNGケア
顔のテカリが気になる男性がやりがちなNGケアも確認しておきましょう。
1日に何度も洗顔する
テカリが気になるからといって、1日に何度も洗顔料で洗うのはおすすめしにくいです。
皮脂を落としすぎると、肌が乾燥しやすくなります。基本は朝と夜の洗顔で十分です。日中のテカリは、フェイスシートやあぶらとり紙で軽く押さえる程度にしましょう。
ゴシゴシこする
顔を強くこすると、肌に負担がかかります。
洗顔もタオルで拭くときも、こするより「やさしくなじませる」「押さえる」くらいのイメージで十分です。
保湿を完全にやめる
テカるからといって保湿を完全にやめると、乾燥しやすくなることがあります。
大切なのは、保湿をやめることではなく、自分の肌に合う軽い保湿を選ぶことです。
いきなり何個もアイテムを増やす
スキンケア初心者の男性は、いきなり洗顔、化粧水、美容液、乳液、クリームと増やしすぎると続きません。
まずは、洗顔と保湿だけで大丈夫です。
「洗顔料+オールインワン」でも、最初の一歩としては十分です。
顔がテカる男性におすすめの選び方
顔のテカリが気になる男性は、商品を選ぶときに次のポイントを見てみてください。
洗顔料は「落としすぎないさっぱり系」
洗顔料は、皮脂を落とす力だけで選ばないことが大切です。
洗ったあとに顔がつっぱりすぎるものは、肌に合っていない可能性があります。
おすすめは、さっぱり洗えるけれど、洗顔後に強いつっぱり感が出にくいものです。泡立てが面倒な人は、泡で出るタイプも使いやすいです。
化粧水は「軽くてベタつきにくいもの」
顔がテカる人は、まずはさっぱり系化粧水から試すのがおすすめです。
アルコール感が強いものはスッキリしますが、人によっては刺激になることもあります。肌が弱い人やヒリつきやすい人は、低刺激タイプを選ぶと安心です。
乳液は「ジェルタイプ」から始める
乳液に抵抗がある男性は多いです。
その場合は、一般的な乳液よりも軽いジェルタイプやオールインワンジェルから始めると使いやすいです。
ベタつきが気になる場合は、顔全体にたっぷり塗るのではなく、まずは少量を薄く伸ばすだけでも大丈夫です。
フェイスシートは「こすらず使えるもの」
フェイスシートは便利ですが、使いすぎやこすりすぎには注意です。
汗をかいたときや外出先でテカリが気になるときに、軽く押さえるように使いましょう。
まずはこの組み合わせから始めるのがおすすめ
スキンケア初心者の男性なら、最初は次の組み合わせが始めやすいです。
朝:洗顔 → さっぱり化粧水 → ジェル乳液またはオールインワン
夜:洗顔 → さっぱり化粧水 → ジェル乳液またはオールインワン
日中:テカリが気になったらフェイスシートやあぶらとり紙で軽く押さえる
これだけでも、洗いっぱなしの状態よりは肌の乾燥を防ぎやすくなります。
「朝は時間がない」という人は、朝だけオールインワンにするのもありです。完璧を目指すより、無理なく続けられることを優先しましょう。
まとめ:顔がテカる男性こそ、保湿を完全に避けない方がいい
顔がテカると、「保湿したら余計にベタつくのでは?」と思ってしまいます。
しかし、テカリがあるからといって、肌にうるおいが足りているとは限りません。皮脂が多く見えても、洗顔のしすぎや保湿不足で肌が乾燥していることもあります。
大切なのは、重たいクリームをたっぷり塗ることではありません。
顔がテカる男性には、さっぱりした使用感の化粧水やジェル乳液、オールインワンなどで軽く保湿するケアがおすすめです。
まずは、洗顔後に何もつけない状態をやめて、ベタつきにくい保湿アイテムを少量から試してみましょう。
顔のテカリ対策は、皮脂を落とすだけではなく、肌のうるおいバランスを整えることも大切です。
「テカるから保湿しない」ではなく、
「テカるからこそ、さっぱり保湿で整える」
という考え方に変えてみてください。
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