「化粧水って女性が使うものじゃないの?」と思う男性は少なくありません。ですが、実は男性の肌は皮脂が多く、角質の水分量が少ないため、乾燥とベタつきが同時に起こりやすい特徴があります。放っておくとテカリや毛穴の開き、ニキビなどにつながってしまいます。
そんなトラブルを防ぐために重要なのが「化粧水」です。とはいえ種類が多すぎて、どれを選べばいいのか迷いますよね。実は、基本は 自分の肌質に合った化粧水を選ぶ こと。このポイントさえ押さえれば失敗することはありません。
この記事では薬剤師の視点も交えながら、初心者でもわかる「肌質別の化粧水の選び方」を解説します。
化粧水が男性に必要な理由
男性は皮脂の分泌が活発な一方で、角質層の水分量は女性よりも少なめ。そのため「皮脂でベタついているのに実は乾燥している=インナードライ肌」になりやすいのです。
化粧水には以下の役割があります。
- 洗顔後に失われた水分を補う
- 肌をやわらかくし、後に使う乳液やクリームのなじみを良くする
- 肌トラブル(乾燥、テカリ、毛穴詰まり)の予防
薬剤師補足 💡
化粧水は“美容液”のように即効性を求めるものではなく、肌の基礎体力を支えるものと考えると選びやすいですよ。
肌質別・メンズ化粧水の選び方
乾燥肌タイプ
- 選び方:ヒアルロン酸、セラミド、グリセリンなど保湿成分がしっかり入ったもの
- 注意点:アルコール強めの化粧水は避ける
- おすすめの傾向:しっとりタイプの化粧水
脂性肌(オイリー肌)タイプ
- 選び方:皮脂をコントロールできるさっぱりタイプ
- 注意点:必要な水分まで奪う強すぎる洗浄成分は逆効果
- おすすめの傾向:ノンコメドジェニック(ニキビになりにくい処方)
敏感肌タイプ
- 選び方:アルコールフリー・無香料・低刺激処方
- 注意点:成分表示で「エタノール」「メントール」など刺激が強い成分は避ける
- おすすめの傾向:敏感肌用シリーズ、薬用化粧水
混合肌タイプ
- 選び方:Tゾーンは脂性、Uゾーンは乾燥しやすい…という人はバランス型化粧水を。
- 注意点:部分ごとに使い分けるのもアリ
- おすすめの傾向:軽めの保湿力があり、さっぱり感もあるタイプ
よくある質問
Q. 高い化粧水じゃないと効果がないの?
→ そんなことはありません。大事なのは「成分」と「自分の肌質に合っているか」。続けられる価格帯で選ぶのがベストです。
Q. 手でつける?コットンを使う?
→ どちらでもOK。初心者は手でなじませる方法がおすすめ。ゴシゴシせず、やさしく押し込むようになじませましょう。
めんどくさがりな人にはオールインワンもアリ
「毎日化粧水をつけるのが面倒」「時間がない」という人は、オールインワンタイプも選択肢になります。化粧水・乳液・美容液が1本で済むので、続けやすさを重視する方にはぴったりです。
👉 毎日続けるのが難しい方は、オールインワン化粧品を使うのもおすすめです。
忙しい男の時短ケア!薬剤師が選ぶオールインワン化粧品3選
まとめ
- 化粧水は「肌質に合わせて選ぶ」だけで失敗しない
- 乾燥肌=保湿重視、脂性肌=さっぱりタイプ、敏感肌=低刺激
- 高価でなくても、毎日続けられる1本を選ぶのが大事
- めんどくさい人はオールインワンも検討OK
化粧水選びに迷ったら、まずは自分の肌質をチェックして、最適な1本を取り入れてみましょう。
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