はじめに:「日焼け止めって、夏だけ使えばいいんじゃないの?」
「日焼け止めって、真夏のレジャー用でしょ?」「毎日塗るのはちょっと面倒…」
そう思ってる男性、多いんじゃないでしょうか?
でも実は、日焼け止めって“季節を問わず必要”なケアなんです。
薬剤師として、“日焼け止めがなぜ必要なのか”を、男性向けにやさしく解説します。
【1】 紫外線は夏以外も降り注いでいる
紫外線(UV)は、夏だけでなく一年中存在します。
特に「UV-A」と呼ばれるタイプは、曇りの日でも窓ガラスも通り抜けて肌に届くのが特徴。
- 春〜初夏は実はUV量が急増する時期
- 曇りでも50〜80%の紫外線が届いています
「焼けてないように見えても、肌の奥ではダメージを受けている」んです!
【2】 ベタつくのがイヤ?今は“さらさらタイプ”が主流です
「日焼け止めはベタつく」「白くなる」「面倒」
そう感じてる方も多いですが、最近のメンズ向け日焼け止めは改良が進んでいます。
おすすめタイプ:
- ジェル・ミルクタイプ:さらっとして塗りやすい
- トーンアップタイプ:肌が明るく見えて清潔感UP
- SPF30〜50・PA+++くらいで日常使いにちょうどいい
「顔だけ」「出かける日だけ」など、自分の生活に合わせてOK!
【3】 紫外線は“老化”の原因No.1
見た目に影響するシミ・シワ・たるみの約8割は紫外線による“光老化”が原因と言われています。
男性は「日焼け=元気に見える」と思いがちですが、実際は:
- 肌がゴワゴワする
- 髭剃りで赤みやヒリつきが増える
- くすみ・黒ずみが目立ちやすくなる
「日焼けしない=肌の老化を防ぐ」という意識が重要です!
薬剤師的な選び方のポイント(初心者向け)
- SPFは30〜50でOK(数字が高ければいいわけではない)
- 日常使いなら「顔用」+「敏感肌向け」で十分
- 石けんで落とせるタイプを選ぶとストレスが少ない
まとめ:日焼け止めは“夏の道具”じゃない、“一年中の肌ケア”です
日焼け止めは「焼けないため」ではなく、“肌を守るため”の習慣です。
毎日じゃなくてもいい。外に出る日・晴れの日・移動が多い日だけでも塗るだけで、数年後の肌は全然違います。
まずはドラッグストアで買える、顔用の日焼け止めジェルから始めてみてください。
手のひらにとって、やさしく肌に伸ばすだけでOKです。
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